6. 3)自信と誘惑理論
自信とは、問題行動(喫煙)を誘発するような状況(条件刺激と呼ぶ)に陥った際に自分の行動をコントロールできるという確信である。逆に誘惑とは、そのような状況で問題行動を行ってしまうかも知れないという不安感であり、両者は足して1の逆比例関係にある。一般に自信は、前熟考期や熟考期の間は小さいことが多く、準備期に入っても若干増加する程度である。しかし、実行期に入ると自信は急激に増加し、誘惑と逆転する。すなわち、自信とは貯金のようなものであり、新たな行動を一日一日実行しながら貯めて行くことができる。
自信とは、問題行動(喫煙)を誘発するような状況(条件刺激と呼ぶ)に陥った際に自分の行動をコントロールできるという確信である。逆に誘惑とは、そのような状況で問題行動を行ってしまうかも知れないという不安感であり、両者は足して1の逆比例関係にある。一般に自信は、前熟考期や熟考期の間は小さいことが多く、準備期に入っても若干増加する程度である。しかし、実行期に入ると自信は急激に増加し、誘惑と逆転する。すなわち、自信とは貯金のようなものであり、新たな行動を一日一日実行しながら貯めて行くことができる。

自信の大きさは、さまざまな条件刺激の下で、吸わずにいられるという確信の大きさを尋ねる質問紙を用いて把握することができる。同じさまざまな刺激の下で、吸いたいと感じる強さを尋ねれば、誘惑の強さを把握することができるので、いずれか片方を把握すれば良い。
