2.禁煙治療にあたっての基本的な考え方
 妊娠を考え始めた時、すなわち妊娠前に禁煙することは喫煙の影響を減らす意味で最も望ましい。しかも、妊娠前であれば禁煙補助剤が使えるので禁煙をより容易に行うことができる。しかし、妊娠してからでも禁煙することは両者の健康に役立つので、妊娠時期にかかわらず禁煙を勧めることが大切である。
 一般の喫煙者に対する禁煙治療と異なる点は、妊娠中は原則として禁煙補助剤を使用することができない(図表8)。そのため、カウンセリングに重点を置いた支援を行う。妊娠中禁煙していても出産後や授乳後に喫煙を再開しやすいので、妊娠期にとどまらず、出産後も再開予防のための継続的な支援が大切である。
 禁煙治療の中でも妊婦に対する禁煙治療は特に経済効率性の高い医療サービスであることが明らかにされており、積極的な取り組みが望まれる。


ビデオ視聴
  米国がん協会製作ビデオ「Make Yours A Fresh Start Family」(文献1)



「1.妊産婦と幼い子どもを持つ母親への禁煙サポートの重要性」
 
引用文献
1) 米国がん協会制作: Make Yours A Fresh Start Family Video〜家族の新しい出発〜
(大阪府立健康科学センター監修, 日本語吹替版). 2004


ページトップへ戻る