(4)禁煙開始日の設定
禁煙開始日の設定は、目標設定という意味で非常に重要である。まず、患者が予定している禁煙開始日を確認する。ただし、あまり先になると12週間の治療期間を超えてしまうので、できるだけ初回診察日からそう遠くない日に禁煙開始日をもってくる。また、チャンピックスを使用する場合は、薬を服用して8日目が禁煙開始日となるので注意する。それまでは、タバコを吸いながらチャンピックスを服用してもらう。禁煙開始日が決まったら、禁煙宣言書に記入してもらう。
次に禁煙開始日以降の喫煙状況や服薬状況を記録するための用紙を患者さんに渡しておく。用紙には、毎日の喫煙状況や吸いたい気持ちの程度、禁煙補助剤の使用の有無、副作用について記録するよう伝える。加えて,その日あった出来事や気分などを記録すると,どんな時に吸いたい気持ちが強くなるかなど,客観的に把握することができる。記録用紙は受診のたびに持ってきてもらい、禁煙の経過を確認し,振り返ることに活用するとよい。また、記録は患者自身にとっても禁煙を続ける励みになり、禁煙の自信を高めることにつながるので、できるだけ毎日つけるようにアドバイスする。記録用紙は、禁煙治療のための標準手順書にも掲載されているほか、「9.禁煙治療のための環境づくり」でも紹介している。また、禁煙補助剤を発売している製薬会社からも患者用の手帳やリーフレットが提供されているので、それらをうまく活用するとよい。
禁煙開始日の設定は、目標設定という意味で非常に重要である。まず、患者が予定している禁煙開始日を確認する。ただし、あまり先になると12週間の治療期間を超えてしまうので、できるだけ初回診察日からそう遠くない日に禁煙開始日をもってくる。また、チャンピックスを使用する場合は、薬を服用して8日目が禁煙開始日となるので注意する。それまでは、タバコを吸いながらチャンピックスを服用してもらう。禁煙開始日が決まったら、禁煙宣言書に記入してもらう。

次に禁煙開始日以降の喫煙状況や服薬状況を記録するための用紙を患者さんに渡しておく。用紙には、毎日の喫煙状況や吸いたい気持ちの程度、禁煙補助剤の使用の有無、副作用について記録するよう伝える。加えて,その日あった出来事や気分などを記録すると,どんな時に吸いたい気持ちが強くなるかなど,客観的に把握することができる。記録用紙は受診のたびに持ってきてもらい、禁煙の経過を確認し,振り返ることに活用するとよい。また、記録は患者自身にとっても禁煙を続ける励みになり、禁煙の自信を高めることにつながるので、できるだけ毎日つけるようにアドバイスする。記録用紙は、禁煙治療のための標準手順書にも掲載されているほか、「9.禁煙治療のための環境づくり」でも紹介している。また、禁煙補助剤を発売している製薬会社からも患者用の手帳やリーフレットが提供されているので、それらをうまく活用するとよい。