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アセスメントテスト

問題1
前熟考期の患者に対する回答として、最も望ましいものを１つ選んで下さい。
	Q：太く短く生きるんだから吸っていてもいいじゃない。 A：太く短くといっても実は苦しい思いをしながら晩年を過ごしている喫煙者は多いのです。そうなりたくないですよね。健康寿命が１０年以上短くなります。
	Q：禁煙してストレスがたまるより吸っているほうがいいじゃないか。 A：禁煙した時のストレスが心配なのですね。禁煙によりむしろストレスは減りますが禁煙当初はニコチン離脱症状がストレスと感じられるかもしれません。離脱症状の軽減も禁煙外来や薬局でお手伝いできますよ。
	Q：人に迷惑をかけなければ吸っていてもいいじゃないか。 A：タバコを吸うということは外で吸ってもどんな吸い方をしても人に迷惑がかかります。しっかり禁煙しましょう。

問題2
前熟考期の患者に対する回答として、最も望ましいものを１つ選んで下さい。
	Q：軽いタバコを吸っているので禁煙しなくてもいいじゃないか。 A：軽いタバコに変えると、逆によりたくさんのタールやニコチンが体に入ってしまうことがわかっています。軽いタバコに変えるのは逆効果です。しっかり禁煙しましょう。
	Q：税金で貢献しているんだから吸っていてもいいじゃないか。 A：喫煙者は病気になりやすく医療費がよけいにかかるので、タバコで高い税金を払うのは仕方ないですね。それがいやならしっかり禁煙しましょう。
	Q：人に迷惑をかけなければ吸っていてもいいじゃないか。 A：タバコを吸っていることで人に迷惑をかけたくないとお考えなのですね。今後、その気持ちがさらに強くなってタバコをやめたくなった時には、お薬を使って楽にやめる方法がありますので覚えておいてくださいね。

問題3
熟考期の患者に対する声掛けとして、最も望ましいものを１つ選んで下さい。
	Q：禁煙すると太りそうなので、どうしようかと悩んでいます。 A：確かに体重は増えますね。でも、それは、味覚が戻ってきて、食べ物がおいしくなったからですから、とてもいいことなんですよ。せっかくの人生ですから、食を楽しめるなんて何より幸せなことだと思いますよ
	Q：タバコをやめると楽しみがなくなるようで寂しい気がします A：タバコしか楽しみがない人生って寂しいですね。何か趣味を持たれてはいかがでしょうか？
	Q：何度も禁煙に失敗しているのであまり自信がありません。 A：ニコチン依存症は、なかなかにしぶとい病気で、再喫煙はよくあることです。ご自分を責めないでください。これまでの経験を生かして対策を練れば、一歩ずつタバコ卒業に近づいていきます。どういう時に再喫煙されたのか、教えていただけますか。

問題4
熟考期の患者に対する回答として、最も望ましいものを１つ選んで下さい。
	Q：長年吸ってきたので、今からやめても手遅れではないでしょうか。 A：禁煙の効果はとても大きく、特に禁煙して一日もしないうちに血液の中の一酸化炭素が消えて、運動しやすくなります。味覚などもすぐに戻りますよ。禁煙に遅すぎるということはないんです。
	Q：何度も禁煙に失敗しているのであまり自信がありません。 A：何度も禁煙に失敗しているということは、あきらめずに挑戦されているということですから、素晴らしいことです。それだけ経験豊富だということですよ。今度こそ成功されるんじゃないでしょうか？
	Q：本数が多いので禁煙するとイライラして仕事が手につかなくなります。 A：禁煙するとイライラされるんですか。本当にたいへんですね。それが禁断症状というものなんです。イライラするときには、気を紛らわせるように、水をのんだり、深呼吸したりするといいですよ。ウオーキングなども効果的です。

問題5
熟考期の患者に対する回答として、最も望ましいものを１つ選んで下さい。
	Q：タバコをやめると楽しみがなくなるようで寂しい気がします。 A：禁煙すると体調がよくなったり、自分に自信が持てるようになることも少なくありません。禁煙をきっかけに、趣味など何か新しいことに取り組んでみるのもよいかもしれませんね。
	Q：禁煙すると太りそうなので、どうしようかと悩んでいます。 A：体重が増えることを心配されているんですね。そうやって予測されているのはとてもいいことです。禁煙開始と同時によく運動して食事制限をされたら、ほとんど体重は増えませんから、ご安心ください。
	Q：長年吸ってきたので、今からやめても手遅れではないでしょうか。 A：確かに、有害物質が体にある程度蓄積していますから、やめてからも肺がんなどになる可能性はありますね。きちんと、検診などを受けるようにしましょう。

問題6
準備期の患者に対する声掛けとして、最も望ましいものを１つ選んで下さい。
	Q：家族が吸っているので禁煙しても吸ってしまいそうで心配です。 A：ご家族もタバコを吸っていて、ついつい吸ってしまいそうで心配なんですね。ご家族に協力してもらえるとしたらどんなことがあるでしょうか？少しでも協力してもらえるようご家族と話をしましょう。
	Q：お酒の席で吸ってしまうのではないかと心配です。 A：そうですね。お酒の席は再喫煙しやすい状況です。そのように気づかれただけ、禁煙のゴールには近いと思います。すばらしいことと思いますよ。
	Q：意志が弱いので、禁煙できないのではないかと心配です。 A：誰でも最初は不安に思うものですが、必ず成功させるという強い意志を持てば大丈夫です。あなたならきっとできますよ。

問題7
準備期の患者に対する声掛けとして、最も望ましいものを１つ選んで下さい。
	Q：お酒の席で吸ってしまうのではないかと心配です。 A：では、禁煙を開始してから2週間はお酒を飲むのをやめましょう。
	Q：意志が弱いので、禁煙できないのではないかと心配です。 A：喫煙の本質はニコチン依存症という病気なのですが、今は禁煙のためのよいお薬があります。意志の力でがんばらなくても、薬があれば禁煙できますよ。
	Q：以前禁煙した時に気分が落ち込んだので、今回も心配です。 A：前回の禁煙では、気分の落ち込みを経験されたのですね。今回は、禁煙外来を受診されて、禁煙補助剤を使い、離脱症状を抑えながら禁煙されることをお勧めします。また、うつ病などで心療内科や精神科に通院しておられるようでしたら、そちらの主治医の先生にもあらかじめ禁煙することをお話ししておいて、症状の変化に対処してもらえるようお願いしておきましょう。

問題8
準備期の患者に対する声掛けとして、最も望ましいものを１つ選んで下さい。
	Q：禁煙の薬を使えば、禁煙を楽にできるのでしょうか。 A：もちろん自力でやるよりもよっぽど楽に禁煙できます。しかし、これは魔法の薬ではありません。必死で頑張った人こそが禁煙できますので、きちんと意志を固めてきてくださいね。
	Q：禁煙のお薬には副作用があるのですか。 A：はい。飲み薬では吐き気などの消化器症状が出やすくなっています。多めのお水で必ず食後に飲むようにしてください。また、貼り薬ではかゆみやかぶれが多くなっています。もし必要であればお薬を出しますので、困ったことがあればいつでもご連絡ください。
	Q：以前、市販のニコチンパッチを使いましたが、禁煙できませんでした。処方薬のニコチンパッチでも同じ結果になるのではないかと心配です。 A：それでは、今回は飲み薬にしてみましょう。前回うまくいかなかったのに、また同じではうまくいかないと思いますから。

問題9
準備期の患者に対する声掛けとして、最も望ましいものを1つ選んで下さい。
	Q：禁煙のお薬には副作用があるのですか。 A：はい。ありますが、あまり気にされなくてもいいような副作用なので、気にせず使用してください。
	Q：自分で禁煙しようと思うのですが、それでもいいですか。 A：ご自分で禁煙されるのも一つの方法ですね。ただ、禁煙のお薬を使うと、比較的楽に禁煙できて、成功しやすくなります。お薬を使うことをお勧めしますが、どうされますか｡
	Q：飲み薬（バレニクリン）と貼り薬（ニコチンパッチ）とでは、どちらのほうが禁煙しやすいですか。 A：あなたに合った薬をお医者さんが決めてくれますから、心配はいらないと思いますよ。

問題10
準備期の患者に対する声掛けとして、最も望ましいものを1つ選んで下さい。
	Q：自分で禁煙しようと思うのですが、それでもいいですか。 A：　自力で禁煙しようと思われているのですね。では、具体的な禁煙方法について話し合いましょう。吸いたい時にはどんな方法だったら対処できると思いますか？
	Q：以前、市販のニコチンパッチを使いましたが、禁煙できませんでした。処方薬のニコチンパッチでも同じ結果になるのではないかと心配です。 A：　市販のニコチンパッチは、お薬の量がお医者さんの処方箋でもらえる薬よりも少なめになっています。また、禁煙のための飲み薬もありますから、よく説明を聞かれた上で、ご自分にあった薬を選択されるとよいですね。それから、癖や習慣への対処を考えることも大切ですね。
	Q：同僚や友人のなかに喫煙者が多いので、禁煙が続くかどうか心配です。 A：これを機会に、付き合う相手を考え直すとよいですね。

問題11
準備期の患者に対する声掛けとして、最も望ましいものを1つ選んで下さい。
	Q：飲み薬（バレニクリン）と貼り薬（ニコチンパッチ）とでは、どちらのほうが禁煙しやすいですか。 A：飲み薬（バレニクリン）の方が、貼り薬（ニコチンパッチ）よりも1.5倍有効性が高いことが報告されています。ただし、それぞれの長所短所がありますので、お医者さんの説明を聞いた上で、どちらを使うか相談して決められるとよいと思います。
	Q：禁煙の薬を使えば、禁煙を楽にできるのでしょうか。 A：最初から薬の力ばかりに頼ると、なかなかうまくいかないケースが多くあります。基本的には禁煙を補助するお薬ですから、薬があるからといって禁煙が誰でもスムーズにいくものではありません。
	Q：同僚や友人のなかに喫煙者が多いので、禁煙が続くかどうか心配です。 A：禁煙すると、他人が吸っているタバコの煙や臭いが嫌になりますから、心配はいりませんよ。